ひさしぶりに、こちらを更新。
独身時代、私にとって３月は特に思い入れがない月でした。
入学、卒業は中学で終わり、しかも「卒業式から早く帰りたい」
という気持ちでいっぱいで、友人と涙を流したり、
別れのさみしさで胸がいっぱい・・なんていう事もなかった。
今思うと、ほんと冷めきった１５歳でした。
自分の身の守り方が、それしかわからなかった気がします。
冷たい気持ちでいたら、傷つく事がないと思ってたから。
休憩時間が大嫌いだった。居場所を探す自分が情けなくて
学校の前にある高層マンションに一人でいた事もあった。
今でも、仲間と涙したり っていう事がうまくできなかったり、
仲良くなりたいなと思う人に上手に表現できなかったり、
不器用な部分がたくさんある。
でも、息子が生まれて３月は私にとってとても大切な季節となりました。
保育園の先生とのお別れ。
進級。
その都度、自分を見つめなおさなくちゃ と思えて
背筋がシャキっとしてしまう そんな月。
胸張って良くできた母親 なんて言えないから、だからか
先生達との会話もうまくできなくて、いつもすぐ帰ってしまってた一年。
今日の連絡帳には口にはできないけど、自分なりの思いを
とにかくたくさん書きこんでみた。
気づいたら、後ろのページにまで言葉が溢れだしてた。
こういのは、どうも照れてしまうけど 伝わるといいな・・と思います。
.................
そしてこの３月で、母が仕事を自主退職する事になった。
副看護部長という位置についてから、看護の仕事よりも
患者さんからのクレームを受ける役職になり、
心ない患者さんから、ひどい言葉を浴びせられて
帰ってくると笑いながらその事を話してたんだけど、
優しく平和主義な母にはとても辛かったんだと思う。
「もう怒られるのに疲れてん。
家にいて大ちゃんを迎えにいったりしてみたいねん」
と最近、ポロっと言ってて、泣きそうになってしまった。
生まれて５週目ほどで病院に隣接する保育園に預けられ
家に帰って、母親がいる なんて事はまずなくて
正直24になった今でも、平日に母がいてると
恥ずかしいけどすごく嬉しく感じてしまう。
初めての専業主婦になる５２歳の母。
料理もほっとんどできなくて、お金の使い方も怖いくらい知らなくて、
すぐ騙されそうになるし、私から見てもヒヤヒヤものですが、
お昼に華道を習いにいったり、スイミングに行ってみたり、
そういうのがしてみたいらしい。
毎日、少しづづ持ち帰る３４年間の思い出と
毎日のようにある送別会。
そして着なれないスーツを着て目を真っ赤にして帰ってくる母。
私は母の前では絶対に泣けないので(いまだ恥ずかしい)
そんな母を見て涙こらえるのに大変です。笑
３１日は、どんなパーティーより最高の送別会を
開いてあげたいな。
３４年間お疲れ様でした。
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