最後の日。
この前話したばかりだったから、この日は
きっと笑顔で終われると信じて、新しい服を
おろして、いつもより早めに出勤。
いつも通ってた田んぼの道、いつも買ってた
自販機、ひとつひとつが今日だけは特別に思えた。
でも結局期待した自分がバカだった。
何時間目をあわされないで、何時間喋れなかっただろう。
初めの時みたいに、また一人ぼっちで店の隅っこで
苦しいのと戦いながらレジで聞こえる笑い声に
耐えていた。
ちゃんとわかってくれたと思ったのに。
最後にみしてくれた優しい一面を信じたかったのに。
もう人に対して「怖い」なんて思いたくなかった。
店が終わって、ペンやエプロンを返す時。
まるで明日も出勤するかのようないつも通りの
「おつかれさまー」を返されて、変に一言を
期待してた自分もバカだったけど、やっぱり
・・悲しかった。
しばらくの専業主婦生活で少し心を休息しよう。
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